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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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説明回と
今回は一般人組から・・・











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  【SIDE LEVI】
  【In LEVI】
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リインフォース(管制)とナハトヴァール(防御)
ふたりは元々姉妹みたいなものだったんだって。
ヴォルケンリッター 書の守護騎士が実装されるときに統括役として
騎士たちと共に実体を与えられたんだけど
ナハトには必要ないって判断されたみたい。



(ナハ)「【闇】を構成する多くは歴代の主が持つ【欲】
    欲に翻弄されるがまま 私と闇は召喚され 力を振るう。
    それが私の存在意義  だったはずだった。
    今代の主と 君に会うまでは」



ハヤテが主になって 全てが一変しちゃったんだ。
今までも自分を犠牲にして他人を救おうとする書の主は居た。
けれど 騎士たちが己の全てを賭けて救おうとするほど
それが管制人格にも影響を与えるほど強い【光】を持っていた主はいない。
管制人格に影響が出るくらいだ 他にも影響が出てないわけがない。

そこにさらに ボクが加わった。
元闇の書のプログラムであるボク、
当然【こっち】にもボクのモト 【力】
今は『チヴィ』として外で戦ってるけれど
同じ次元に2つ存在する【力】が 【歴史の流れ】を文字通り力ずくで捻じ曲げた。


【光】が【欲】にも勝ったとき 歴史が方向を失ったとき
今まで無かったものが生まれた。
ナハトヴァールの自我として。




(レビ)「それじゃその姿は?」
(ナハ)「だが他に参考にする者がいなくてな 管制人格のデータを使った。
    人格データも彼女を参考にして・・・ あぁ彼女には無断だったな。
    機会があれば事後承諾でも貰おうか」





(闇)「第351万0814案【蒐集行使と・・・」
(レビ)「ダメ 空気読もうよ クロノなの?」
(ナハ)「その承諾は私も貰おうとは思わんな」
(闇)「反対多数 否決」







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  【SIDE YUNO】
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アリサたちに押されて結局前線近くまで着ちゃったけど
まさか向こうがこっちに飛ばされてくるなんて思わなかった。
できるだけ海上で戦うようにしてるはずだから確率は低いはずだったんだ。
もちろん ゼロじゃないことを考えてなかったわけじゃないけど。




(アリ)「なーにやってんのよ もっと腰入れなさーい」
(すず)「アリサちゃんたぶん入れても変わんないよ思うよ?
    あ、あの みんな がんばってー」



あーあ こんな近くで大声出したら前線指揮の人たちにも聞こえて・・・
ほら、クロノに睨まれた。 あとで煩いよあの顔。



(闇レ)「監視漏れ対象!? 敵性確認要」



あぶなっ 判断材料にこっち攻撃してきた。
アルフとザフィーラさんが止めてくれたけど
こっちは一般市民がいるんだよ。

すぐにヴィータが遊撃に入って
闇レヴィはそっちにいっちゃったけど 敵性判断されてたらどうなってたか・・・





(ユノ)「助かった・・・ でもやっぱりここも危険だ。
    みんな もっと後ろに下がるよ」
(アリ)「えー」
(ユノ)「えーじゃない。 そう約束して来たんですから」
(すず)「アリサちゃん 言うとおりにしようよ。
    わたしたちのことを思っていってくれてるんだから」
(アリ)「でもさっきの攻撃 わたしたちは狙われてないと思うわよ」


それは僕も思った たぶんリンカーコアを持った僕ら3人を対象にしたんだ。
でもそれがいつ変わるか分からない。
全てを消し去るのが今までの闇の書事件の結果だからね。
今はレヴィが中からなんとかしてくれてる と思う。
これだって僕の予想だ 本当にそうなのかも分からない。


(ユノ)「二人を護るために僕らがいるんです。
    そしてここは危険と判断しました 異論は認めません」
(アル)「アンタ言うようになったね。 でも私も賛成」
(ザフ)「俺も同意だ 主の友人を傷物にするわけにはいかん」




(アリ)「・・・分かったわよ。
    任せるって言った 二言はないわ。
    でも護ってくれるのはうれしいけど どうして戦いには参加しないの?
    強いんでしょ なのはの師匠だって聞いてるわ」


そりゃなのはは僕を師と仰いでくれてるけど
なのはが強いのは彼女がもともと持った天性の資質とセンス、
僕は基本的なことを教えただけだし その後はほとんど的役だったんだ。
もともと僕は『攻撃すること』は苦手なんだよ。



(アル)「その件だけどさ 最初会ったときから感づいたんだけど
    アンタ自分のことを過小評価してないかい?
    アンタも戦闘センスはいいもの持ってるんだ。
    フェイトの模擬戦で攻撃を全部正面から受けたりとかしてたじゃないか」
(ザフ)「それは俺も考えたことがあるな。
    我ら歴戦の騎士と 特にシグナムの身体慣らしでも
    お前は攻撃を全て予測し 受け止め 受け流していた
    並の魔導師ではとうていできぬ事だ」



二人の言う事は間違ってない。
たしかに僕は 攻撃を受ける側としては 少しは自信がある。
でも 受ける側だ。 する側の資質は学校でも低いランクだった。



(すず)「あの だったらなのはちゃんたちみたいに
    『デバイス』とかいうもので強化できないの?
    なのはちゃんだって 最初からああだったわけじゃないんでしょ?」


1+1を10にも100にもできる
なのはにも教えた基礎のひとつ デバイスの存在意義のひとつかな。
確かに非力な僕でも 並程度に強化はできるかもしれない。
でも・・・


(ユノ)「僕はデバイスを使わないし 持ってないんだ。
    防御魔法の演算処理は軽いから僕一人で事足りるし
    唯一補助として持ってたレイジングハートはなのはに渡しちゃったし」


それに仮にデバイスがあっても 僕は攻撃魔法の術式を持ってない。
デバイスに登録されていれば別だけど
それが僕に使えるかもわからない。
使えるか使えないか分からない魔法で対するには 相手が強すぎる。





「その話、待った!!」




来た道 つまり後ろからまさかの異論がはいった。
待ったを出したのは 前線司令部に加わってたはずの ロッテさん。



(ロテ)「ユーノ君だったね その前提を覆せるとしたら 戦ってくれるかな?」
(ユノ)「え、そりゃ まぁ 僕もなのは達の役に立てるなら・・・」
(ロテ)「それじゃちょうどいい 君にと預かってるものがある」



渡されたのは白いカード
局員汎用のストレージデバイスの色違いにもみえるんですがこれは・・・



(ロテ)「【デュランダル】っていうの。
    わたしの父さまがちょっとした理由で作った最新型で特殊なデバイスなんだけど
    使いどころがなくなって クロ助に譲られたのさ。
    そのクロ助から君にコイツと あと伝言だよ。
      『こっちは手一杯なんだ そちらは君に預けたんだから
        貸してやるから 前線まで来た責任は最後まで取れよ』 だって」


貸してやるったって僕はストレージ使ったことないんだよ?
でも、あれ これあまり抵抗なく展開できるや。


(ロテ)「それが特殊たる所以で こいつに特別な資質は必要ないんだ。
    必要なのは戦うためのセンスと 豊富なタスクを使える演算処理能力、
    それに この戦いを終わらせるための強い意志。
    君はどれも十分だろ?」


それぞれは僕より優秀な人がいる。
3つ揃うとなると 確かにクロノは適任だけど
僕もそれなりには持ち合わせてるつもり。
だけど・・・




(アル)「なぁユーノ はっきり言ってやろうか。
    あんたに足りないのは【自分への自信】と【決断】だと思うよ。
    少なくとも3つの条件は 十分持ってるさ」
(ザフ)「今までは【きっかけ】が無かったのであろうが
    それも目の前に現れたではないか」
(すず)「魔法の事はよくわからないけど 私たちも応援するよ?」
(アリ)「そうよ 私たちにできないことが アンタにできるっていうなら
    迷うことなんてないじゃない」



決断セヨ  みんなは言う


起動させた デュランダルさえも
点滅して そう言ってるように見える




(ユノ)「・・・分かった 僕もできる事をやる」



(アル)「それでこそなのはのパートナー。
    こっちはこっちでなんとかするから 全力でいってきな」
(ザフ)「我が全てを持って命を遂行しよう」



ごめん、デュランダル 本来の主じゃないけど。



[デュ]「ノープロブレム」


ストレージでも受け答えはするんだね さすが最新型。
クロノ ありがとう 少し借りるよ。




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  (あと)

一言で言えば ベクトル(力)って複数あると方向変わる的な 物理的なお話
ナハトさんの外見は まんま引用したので色違いアインス
闇さんは空気なんて何ソレ 純プログラムですし


実は今回もユーノが思いのほか強い設定だったのでした
これはうちの小説全般に共通でして
前作のにぃにユーノまではいきませんが
SLB受け止めるくらいは基本ですし

アリアさんが出てこないのは単純に名前がまぎらわしいから
なにせこの現場にアリサ 近くの司令部にアリシアがいますからね
二文字で表すには辛い



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