迷子の蒼猫 ７章-４

ストック見直して気づいたけど
今後「シグりん」と「しぐりん」が混在してるんだ
気にしないでくれると嬉しい

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　　　【SIDE LEVI】
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（なの）「熾烈な夢を見たの。
　　　　バインドをかけられるんだけど　破っても破ってもすぐ元通りになって
　　　　ぜんぜん抜け出せない強力なものだったの」


それ　正夢（ハヤテのせい）だと思うんだ。





ボク特製チャーハンでごはんをすませて
ボクたちは学校があるから　そのままおいとま。
こんなこともあろうかと　直接いける準備しておいたのだ。
ハヤテは病院へ。
騎士たちも一緒　先生に紹介するんだって。
いわく　「遠くに住んでた親戚ってことにしとこ」　だとか。
病院に入れないザッフィーはお留守番。


騎士もハヤテも　念話（しぐりんの国では　思念通話っていうみたい）はできる。
だから　学校でも病院でも　お話はできるよ。



（レビ）『・・・というわけで　ボクの記憶にある少し未来はわかるけど
　　　　それはへいとの　ボクのおねーちゃんの記憶だから
　　　　出てきた頃のしぐりん達のことはよく分からないんだ　ごめんね』
（シグ）『いや、かまわん。　平和に暮らす主の願いが叶う希望があれば』
（はや）『わたしの足治るんかー　楽しみやわ』



ボクが”元の世界”のハヤテにあった頃は　魔法に完全に目覚めてて
足が動かなくても飛んで移動できたし
【未来のハヤテ】に会ったときは自分の足で立ってた。
その未来まで１０年くらい経ってたと思うけど　ハヤテの足は治る。
これも　希望だ。

だけど　未来が必ずしもその通りに来るとは限らない。
現に　こっちの世界のアリシアおねーちゃんは生きてる。
へいとと一緒に　ちょっと遠いところにいるけど暮らしてる。
嬉しいことだけど　未来は変化する可能性もある証拠だ。

だから　できるだけ未来が変わらないようにしなきゃいけない。
ひとつの小さな違いが　世界滅亡になったりすることもある。
ジュエルシードがそうだった。



問題は　変わらないようにしなきゃいけない未来が分からないこと。
ボクの記憶は元々へいとのものだ。
だから　向こうのへいとが経験してないことはボクも分からない。
闇の書の記録も　たまに全然関係ない人の情報もくれるけど
基本は同じ　へいとに関わるものが多い。
秘境八神家の　最後の闇の書事件までの行動は
向こうのへいとは知らないから　ボクもわからない。


今わかるのは　しぐりんとへいとが戦闘狂だってことくらいかなぁ
模擬戦と称して何度も戦ったんだって　向こうの未来のへいとが言ってた。

ボクにも　その血筋は受け継がれてるかもしれない。
もしかして　アリシアおねーちゃんがそうだったのかな？
そんなイメージないんだけど・・・


（シグ）『その ”へいと” とやらには私も興味が湧くな』
（ヴィ）『全く　シグナムは相変わらずだな。
　　　　ともかく分からない以上は　思うままにすればいいんだろ？
　　　　だったら簡単だ　あたしははやてを護りつつ平和に暮らす』
（ザフ）『それが主の望みであれば　我らそれに従えば良い』


ほかにできることもないしネッ




（なの）『はやてちゃん　昨日言ってた二人が会ってみたいって。
　　　　今日またお邪魔していいかな？』
（はや）『おー　わたしはいつでも・・・
　　　　いや、病院のとき以外やったらオッケーやで』
（なの）『うん　伝えるね。
　　　　今度はみんなで　ちょっと遅いバースデーパーティしようよ』
（はや）『その発想は無かった!!
　　　　あかんドキがムネムネしてきたわ』
（レビ）『逆だと思うんだ』


（なの）『フェイトちゃんたちも　来れたらいいのにね』
（レビ）『それはさすがに難しいんぢゃないかなぁ。
　　　　向こうの用事が終わるのって　２，３ヶ月はかかるんでしょ？』
（なの）『ユーノ君は間に合うかもだけど　さすがに夏になちゃうもんね』



へいととおねーちゃんは　今はアースラだ。
ジュエルシード事件は　おかーさんが全部悪いことになって
ふたりとも簡単な聴取と　無罪確定の裁判
それに ”保護プログラム” ってのを受ける手続きで　しばらく会えない。

ユーノは残ったジュエルシードを　ちゃんとした場所に預けられたそうで
来週には帰ってくる予定だよ。




（シグ）『・・・未だに信じられんのだが
　　　　本当に管理局は手助けしてくれるのか？』
（シャ）『それだけじゃない　今後私たち自身が管理局員になるなんて・・・』


そのへんはボクも詳しくはわかんないけど
ハヤテが未来でエライ人してるらしいから　間違ってはいないんじゃないかなぁ。


（はや）『わたしエライ人なん？　褒めて褒めて♪』
（レビ）『一文字間違ってないよね？』
（はや）『どういうことや!!』
（レビ）『某人に乳ソムリエって聞いたの』
（はや）『レヴィちゃん、大きいことはええことなんやで』


聞いた話は間違ってなかった。


（ザフ）『局でも把握はしておるのであろう？』
（レビ）『うん　ボクが会ったことある人の一部は』
（ザフ）『では今は心配することはあるまい。
　　　　　我らが気にすることも・・・　　ぬ？』
（はや）『どないしたん』
（ザフ）『いや主、ご心配なく。
　　　　　鼠が、いえ猫が１匹聞き耳を立てていただけです故』
（はや）『ザフィーラが気にしすぎなだけやと思うで』



今は何もせず　流れるままに
とりあえずそういうことになった。
ボクもどうすればこうなるかなんて知らないし　それでいいんじゃないかな。



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　　（あと）

１文字違うだけでとんでもないことに
・・・顔がエライ某協会会長ネタなんて今時誰が分かるんだろうか