時を駈ける幼女 ７章-３

今年もありがとうございました
また来年もよろしくおねがいします



世界に同じ顔が３人いるなら
次元世界ｘ３人分の同じ顔がいる
なにそれこわい

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　　　【SIDE YUNO】
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初めて訪れた　日本の【図書館】
そこで出会った　知人のそっくりさん。
そして僕の隣にはその知人。




（はや）「いやほんまビックリしたわ　ドッペルゲンガーかと思った」
（ディ）「初対の人に向かって中々と酷いことを言うな」

その出会いは盛大なサプライズで始まったけど
すぐに打ち解けあった僕たち。




八神はやてさん　予想通り僕と同じ９歳。
足に難を抱えていて現在休学中
そのせいもあって　本とゲームが大好き　特にレースもの。
一人住まい（車椅子でどうやって？）の時期が長く　家事全般は得意で
その中でも　料理の腕は抜群（自称）
姿も相まって　すごくディアーチェさんそっくりです。



（はや）「【俊足の紫天】は　わたしも噂で聞いたことあるけど
　　　　　同じ街に住んでるとは思わなかったなぁ」
（ディ）「【漆黒の子烏丸】が年下だった　だと・・・
　　　　我でも抜けんコースレコードを持っておって何を言うか」
（ユノ）「本当に知り合いじゃないんですか？
　　　　並んで座ると　まるで姉妹と言うより片方が大きい双子のようにも見えるんですが」
（ディ）「少なくとも　日本に我の親戚はおらぬ」
（はや）「わたしも両親は元々もっと西の出やし
　　　　　ドイツに親戚がおるって話は聞いたことないなぁ」





世の中には同じ顔の人が３人はいる。

っていうのは　レヴィしかり　シュテルさんしかりで　よく分かってはいたけど
趣味や特技まで同じ人もいるんだね　世の中ってけっこう狭いんだ。


（ティ）「ユー兄　おなかすいた」
（ユノ）「あ、そうだね　そろそろ帰らないと皆が心配しちゃうね」
（はや）「・・・っと　わたしもそろそろ迎えが来る時間や。
　　　　ユーノ君とティルちゃん　だっけ　今度また図書館に来るん？」
（ユノ）「うーん　僕はけっこう来るかも　ここ楽しいし」
（ティ）「ディルも　くるー」
（はや）「せやったら　お友達になってくれへんかな
　　　　わたし足がこうやから　気軽に話せる友達っておらんのよ」
（ティ）「うん　いいよ　おともだちなる」
（ユノ）「僕でよければ」

（ディ）「我とは　たった今から好敵手よの」
（はや）「ははっ、せやね。
　　　　お互いレコードホルダーみたいやし　負けてられへんね」


こっちなんか違う方向に親睦深めてるけど
たのしそうだからまぁいいよね　うん。




友人になった八神さん　もとい、はやて（名読みを本人希望）と
連絡先交換をして　この日は解散した。

新しい友達　それも同い年ということで
あとでなのはに羨ましがられたのは　いうまでもない。
でも、本読むの苦手だよね　って言ったら
それ以上話題に触れなくなった。
そんなに嫌いなのかな　本・・・



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