忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[300]  [299]  [298]  [297]  [296]  [295]  [294]  [293]  [292]  [291]  [290
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

くれはリリカル小説
第6シリーズ はっじまるよ♪


今回はいつもと勝手が違う主人公を用意
オリジナル2人と他1人の いつの3人主体です
なのポととらハを少し噛みます


カテゴリー : 再構成 漂流 転生 原作崩壊気味で進行 テンプレ・・・?









とある世界の用語で【テンプレ】というものがある。





え、前回(第5シリーズ)でも聞いた?
そう言うなよ プロローグにならねぇじゃん。


まぁ聞いてくれ その【テンプレ】には
 ”神とかの不手際で逝って謝罪と代償のかわりに他作品におまけつきで転生”
ってのがよくあるだろう?

俺も そういうのが大好きだった。  よくネットで読んだ。
そして 自分でも書いてみたかった。




俺、その世界に立ってるんだ。


自分でもなにを言ってるかよく分かってないが
つまり、そういうことだ。






------------------------------------------------------------------------------------------





「えーと どゆこと?」


どうも 俺です。
今、ノートパソコンで小説書いてたはずなのに
画面から目をはずしたら 目の前が木 木 見渡す限り木
ここはどこの森ですか?


森の中に机と椅子があって
椅子には俺が座ってて 机にはパソコン
あと全部木、草、花
なにを言ってるのか俺にも分からないけど そういう状態。



パソコンの画面には 俺が打ち込んでいた文章が残っている。
書こうとしていた小説の設定と 物語のプロットだ。
偶然(?)にも こちらも森の中である。
リリカルな少女の物語に飛ばされた少女が気づいたら森の中で
士郎さんあたりに拾われる予定だった。



俺は男である。
一人称「俺」の少女とかタイプとして萌えないし
ぱっと確認したけど 姿形が変ってたなんてことはなかった。
だからその少女が実は自分でしたなんてことはないはず。






------------------------------------------------------------------------------------------






仕方ないので周辺を散策してみる。
森の中に机と椅子だけでは非常に心もとない。
夜になったらどうするんだよとか。




そこで発見!た○ごっち
・・・あぁ、もう古いなこの台詞


机から歩いて1分もかからないところで
【青年は少女を手に入れた】


ナンテコッタ






拾ってしまったものは仕方ないので
机のところまで抱いてきた。
どう想像しても怪しい人にしか見えないぞ俺。



よくよく見て気づいたんだけど この少女

 ・年齢 小学低学年くらい 多めに見積もっても中学年
 ・とても日本人っぽい黒髪ロング(たいていの髪型作れそう)
 ・どこかの学校の制服っぽい服装(ブレザーにズボン あれ、普通スカートじゃね?)
 ・学校帰りと思われるランドセル持ち(さすがに中身は見てない)


この子 困ったことに
外観が俺の小説の設定とほぼ一致するんだよ。
ちなみに俺の名前が「士郎さん」じゃないことだけ追記しておく。





ここまで来て アレこれもしかして・・・  と思った俺、
パソコンに向かって画面に追記する。

 ・机の中にカードや通帳印鑑等 困らない程度に
 ・森を抜けたら海鳴市


そして机の引き出しを開ける。

ありやがりました銀行のカードや通帳一式。
金額も確かに困らない。  むしろありすぎて困る。

さらに少女とは反対方向に歩いて数分 森が切れて社が出てきた。
【八束神社】の裏手の森だったらしい。
神社名は アルバイト巫女『神埼那美』さんと子狐『久遠』が出てくる神社と一致。
もしくはジュエルシード2個目の発動場所も神社だったので そこの可能性もある。
とらハかリリなのかは分からないけど 海鳴市には違いない。




どうやら俺、【自分が書く予定だった小説の中】にいるらしい。





------------------------------------------------------------------------------------------




残念ながら神社に人の気配はしなかったので
机のところまで戻ってきた。




エマージェンシーである。





「・・・誰?」

少女が起きてた。












「祐介さんっていうんですか」
「おうよ」

起きたときの説明とかなんも考えてなかったので
仕方なく素性を偽り無く明かすことにした。
思い立ったが吉日、高校帰りに着替えずにパソコンつけてたおかげで
学生証を所持してたのが幸いした。

そういえばまだ言ってなかったが
俺の名前『中田祐介(なかたゆうすけ)』という。



「えと、ユースケさんって呼んでいいですか?」
「ああ」
「私は・・・  あれ? あれれ??」

あーそうだった ごめんよ。
俺が『記憶喪失』なんて設定書いてなかったら
思い出せたかもしれないよな。
高町性とかつくだろうしと思ってそうしたんだ。
こうなるとは思ってなかったんだ。

「えと、ごめんなさい わからないです・・・」
「んまぁ思い出したときでいいよ」





------------------------------------------------------------------------------------------






名も分からない少女を連れて
パソコンと 引き出しに入ってたものを持って
とりあえず神社まで出てきた俺。



「おや、誰かいるのか?」

さっきは誰もいなかった神社に人影が。



士郎さん、


出てくるの遅すぎです。
というかここで出てくるのか・・・





この人相手に生半可な嘘は通用しない。
本日2度目の素性晒し。

学生証からウラがとれないかと確認してもらったが
なんと学校自体がこっちの世界になかった。 ガッテム!!

作った(?)通帳でもなぜか住所が割れず
(でも使えるんだぜ さっき試した)
士郎さんからの視線が痛い。

少女のほうは 身分証明できるものを1つも持っておらず
捜索願なんかも無かった。
俺以上に手の打ちようがない状況である。
トリッパーなので無くて当然なんだけど。




「えーと 俺どうなるんでしょ?」
「君はともかく 彼女が問題だな。
 親元に帰すにもその親が分からないことには
 ウチで保護してやろうかと思っている」

彼女が高町家に転がり込むのは確定事項なのだ。
士郎さんが役所で問い合わせてるときに
俺がこっそりパソコンで仕込んでおいた。


「あの、私 ユースケさんと一緒じゃ駄目なんでしょうか」
「彼とかい? うーん」
「なんかまずいっすか?」
「君、家族は?」
「いません」

本当と書いてマジである。
親は俺が小さいときに離婚して 親権問題が起こりそうになり
どうにもならんからと祖父が引き取ってくれたんだけど。
そのじっちゃんも去年亡くなっちゃったんだよね。



「君も行く宛無しか なら君もウチに来るがいい。
 彼女のためにもなるだろう」
「はぁ・・・」

なんとなく 怪しい俺を監視する目的が見え隠れするんですが。





------------------------------------------------------------------------------------------





そんな成り行きで 高町家の家族(居候?)になった俺と彼女。

初日はてんやわんや。
彼女は桃子さんの着せ替え人形と化し
俺は恭也さんに試合を申し込まれた。
武術の心得なんて無かったので1秒と持たなかったと追記しておく。



なのはちゃんも居たんだけど
着せ替え人形の中には入れず(というか桃子さん以外入れる隙が無かった)
試合も見てるだけという影の薄さ
既に孤立感が出てるのかもしれない。

このとき なのはちゃん小学2年生、
原作開始までしばし時間があることが分かった。
翠屋にバイトの姿が無かったので リリなののほうで合ってるだろうし。




そして伸び伸びになっていた 彼女の名前だけど・・・

「ゆうか?」
「うん ユースケさんの字を1つと あとかわいいからって。
 ひらがななのは なのはちゃんと合わせてもらったの」
「へぇー」

俺の字いれる意味あるのか?


「えー かわいいからいいの」
「なのはちゃん提案か」
「テヘヘ」

よし かわいいから許す。
だからドアの向こうで殺気立てないでください恭也さん。




「ゆうかちゃんも学校通うんだよね?」
「たぶん・・・」

もちろん俺が仕込んでおきました。
来週から聖祥に編入が決まってます。
試験があるけど 受かるでしょう。
学費に関しては何も書いてなかった結果 俺の通帳から出ることに・・・
いや、いいんだけどさ 小国国家予算級の金額入ってたし。


「ユースケさんは?」
「俺は今から編入なんてしても仕方ないからなぁ
 翠屋のバイトでもお願いしようかと」
「そっかぁ」

試験なんて受けたくないでござる。






いい時間なので あてがわれた部屋に入って寝ことに。
ゆうかちゃんは なのはちゃんと同室におふとんが運ばれた。
ベッドを用意する時間が無かった。 明日やるらしい。


あわただしく過ぎて 流れに任せるがままここまで来たけど
俺このあとどうなるんでしょう?

パソコンを見る。
どういう仕掛けか バッテリーは減る気配を見せない。
書いた設定は保存してあるが まだ本編まで行ってない。



「これに書いたことが実際に起こってるんだよな」

神になった気分である。
書くこと次第では 原作崩壊も容易だろう。

俺がそんなこと やると思ったら大間違いだ。
やるならハッピーエンドに持っていく。
書いたものがどこまで効力を発揮するか分からないけど。





・・・おや?


 ・主人公名『高町ゆうか』


俺は書いた覚えが無い。
書いたことがこちらで起こるように
こちらで起こったことが記載されるのだろうか?

今のところ他に追記されたものは無い。
確認して そっとパソコンの電源を落とした。







------------------------------------------------------------------------------------------


  (あとがき)


というわけで第6シリーズは
主人公、画面の前にいる貴方(もしくは作者)でスタートです

ユースケ君は高校1年(開始時)の
なんの変哲も無い男子学生を想定

ゆうかちゃんは 黒髪和風制服姿のほかは
リリィ(4期F)をベースに動かしてます
記憶喪失の経緯はユースケ君も構想中で考えてなかったといふ・・・



------------------------------------------------------------------------------------------



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]