小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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まさかの同日連投
そして原作崩壊が始まる
そして原作崩壊が始まる
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戦場(もとい惨場)を離脱した俺たちは
とりあえず近くの公園に入った。
「・・・すみません 貴方がたを巻き込んでしまって」
「あ、起こしちゃった?」
小動物が気がついたらしい。
「あの騒ぎでしたし 怪我悪くなってませんか?」
「それは大丈夫 もうほとんど治ってますから。
助けていただいて 残りの魔力を治療にまわせました」
包帯をとって見せる。
傷跡がほとんど残って無い。
「そういやあのゴタゴタで 自己紹介する暇も無かったな」
「あ、そうだよね。
わたし、高町なのは 小学校3年生」
「私は高町ゆかりです 同じく小学3年」
「俺は中田祐介 元高校1年 高校って分かるか?」
「ええと ハイスクール? 大丈夫です。
僕はユーノ・スクライア スクライアは部族名で ユーノが名前」
[マイネームイズ レイジングハート]
「ユーノ君かぁ 詳しいお話聞きたいな」
「なのはよ それはいいんだが そろそろ帰らないとまずくないか?」
「そうだよ みんな心配してるかもしれないよ」
「んー それじゃ帰ったら続き聞かせてね」
その日は結局
ユーノの可愛さに桃子さんが溺愛してしまって
お話どころではなくなるわけだが・・・
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次の日
学校組を送り出し 俺は士郎さんたちと翠屋
ごくごく いつもの生活。
違うのは 家にいるユーノから飛ばされる念話が
たまに頭の中に入ってくること。
なのはたちが登校する前にユーノが教えた。
返答できるのがレイジングハートを持ったなのはだけなので
俺とゆうかは聞くだけ。
『ねえ、話を聞く限りだとジュエルシードが散らばっちゃったのって
別にユーノ君のせいじゃないんじゃ』
なのはの反論も分かる。
聞く限りはだたの事故 そこにユーノが同乗してたわけでもないらしいし。
『だけどアレを見つけてしまったのは僕だから・・・』
こういう真面目なところがユーノらしいよな。
最終的に 数日お世話になったらまた一人で集めだそうとするユーノを
なのはと、休憩時間に入ったらしいゆうかが介入して押しとめた。
そうでなくちゃ物語がおかしくなるから俺はいいと思う。
詳しい話は帰ってから ということで念話は打ち切られた。
「祐介君、3番あがったよ」
「あ、はい」
「お話は終わったかね?」
「ええ、さっき・・・」
・・・あれ?
【速報】
ユーノの念話が士郎さんにバレてた
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「いやぁスマンスマン 驚かせたか」
「驚きますよそりゃ!!」
翠屋のオフタイム 一旦自宅に戻ったときに
士郎さんが詳細を話してくれた。
喫茶店を開く前には【他人には話せられないお仕事】をしてた士郎さん、
そのときには数多の【クライアント】や【ターゲット】と会っており
その中に 魔導師もいたらしい。
つまり 彼は何年も前に魔法に触れている。
ちなみに桃子さんを筆頭に 家族に話したことはない。
士郎さん本人は資質を持っていないが
御神流の使い手として なんらかの力の流れを感じ取ることができ
昼間のユーノの念話も 内容は分からないが何かしていることは把握していた。
魔法を認識してない恭也さんたちは
何らかの力の正体は分からないだろうけど やはり感じ取ってる可能性がある。
「ま、そういうことだ それで君はどうするかね?」
「どう、ですか・・・」
君と指されたユーノ。
隠す意味もなくなったので普通に喋ってるが
魔力は回復してないのでフェレットモードのまま。
「君の言う魔法と 私が知る魔法が別のものとも限らんが
少なくとも隠し通す意味は無くなっただろう。
だがうちの家内や なのは以外の子供たちは知らん。
いずれは知るだろうが 打ち明けるのならばフォローしよう」
「それに恭也さんあたりは謎の力が
なのはの近くにいるフェレットから出てるのを知ったら
何するかわからないと思うぞ」
あのシスコンは手遅れだと思うんだ。
「ヨ ロ シ ク オ ネ ガ イ シ マ ス」
ユーノは即答だった。
話し終わったところで 翠屋に戻ろうかという流れになりつつあったとき
キィン と、何かを感じた。
「『『ユーノ(君) これって・・・』』」
「2個目が発動したようです あまり遠くないところで」
「行っておいで」
「いいんすか? 店のほうは・・・」
「まぁ平日だからな ケーキのほうが多いだろう。
向こうには急ぎの買い物に出したことにしておくよ。
あとで買うものをメールしておくから 忘れないようにな」
「すんません ユーノ、行くぜ」
「はい」
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発動した場所を詳細に感知できるユーノの先導で
やってきたのは久々の神社。
ここの裏にある森に 俺とゆうか飛ばされてきたんだよな。
今回の戦場は森ではなく 神社の境内だが。
一般道から境内に上がる石階段の前で
なのは・ゆうかと合流する。
しかし相変わらずの運動オンチ 階段を登る速度は察してやってくれ。
境内には 犬っぽい何かと
そこに居合わせたらしき気絶した女性。
「おぉい 昨日のやつよか小さいけどスマートなのがいるぜ」
「現住生物を取り込んだんだ。
実体がある分 手ごわくなってるよ」
「動きとか早そうですね」
犬っぽいのがこっちに気づいたらしい
すんげぇ威嚇してる。
「来ます なのは、レイジングハートの起動を!!」
「ふぇ、起動ってなんだっけ」
ずっこけるユーノ・ゆうか
だよなぁそうなるよなぁ
「我は使命を から始まる起動パスワードだよ」
「えぇー あんな長いの覚えてないよぉ」
「文系苦手ななのはにその要求は辛いな」
「カンペが要るね」
「なにげに酷いの」
嘘は言ってない。
なんていってる間に犬っぽいのが襲ってきた。
「駄目、間に合わない」
「なんとかしろ」
「キャッ!!」
[プロテクション]
犬っぽいのが目の前で止まった。
見えない壁にぶち当たったかのように顔がへこんでいる。
いや、見えないわけではない
うっすら桃色の壁が確かにあった。
「なんだ、やればできるんじゃないか」
「ううん、わたしじゃない。 レイジングハートが守ってくれたの」
「パスワード無しで起動させた!?」
待機から通常へモードを変えるレイジングハート
この間、誰もレイジングハートに命令を出してない。
自分で考え 自分で行動するインテリジェントならではの動き。
犬っぽいのの 第2撃
「また来ます!!」
「なのは、防護服を」
「ふぇ、あ はい」
[バリアジャケット]
衝撃で舞い上がった土煙で変身過程は隠された。
煙が晴れると 昨晩の姿のなのはが何事も無かったかのように立ってる。
「これでなのはちゃんは大丈夫だよね」
「『なのは』はな。 生身の俺らは常に危険。
ユーノ、なんとかならないのか?」
「あ、そうか うっかりしてた ちょっと待って」
ユーノがごそごそと探っている。
フェレットの体ひとつしかないように見えるんだが どこを探ってるんだ?
そして出てきたのは1枚のカード
「まだ起動したことないから不安なんだけど」
「これは?」
「僕がマイスター試験のときに作ったデバイスなんです。
まだ何も記録してないので 防護服を作るくらいしかできないんですが
何も無いよりは・・・」
「俺には?」
「すみません 後でなんとかします」
あれ、俺終了のお知らせ? (´・ω・`)
デバイスを起動させるゆうか
纏ったバリアジャケットは 青緑色に統一され
肘まである手甲 膝に届きそうな靴
肩と腰につけた軽鎧 これは・・・
「ジンオウか」
「さすがユースケさん 正解です」
そしてデバイスのほうは槍に変形している。
ゆうか曰く リーチが取れそうだから槍にしたんだそうだが
ジンオウに槍だと どこぞの風の王国の王女様に見える。
そしてデバイスに術式が登録されてないので
これ以上の魔法は使えない。
「十分です 使い方もイメージして作りましたから。
なのはちゃん援護します ていやっ!!」
そういって犬っぽいのに突撃。
なるほど 槍の先端に魔力刃が形成されている。
うまいこと刺さって 犬っぽいのにかなりのダメージ。
「あの犬、あまり体力ないな」
「ええ、ゆうかの一撃でだいぶ弱ってます。
なのは、いまのうちに封印を」
「任せて レイジングハート!!」
[オーライツ シーリングモード セットアップ]
ゆうかが動きを止めている犬っぽいのに
なのはが封印攻撃をあてて 決着。
後に残った 16番のジュエルシードを格納して おしまい。
「やったね なのはちゃん」
「うん これでいいんだったよね」
「これ以上ないくらい・・・」
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ジュエルシードが取り付いていたらしい
子犬(体力無いわけだ)も無事を確認。
居合わせた女性も そのうち気づくだろう。
「お疲れ様 かな?」
「そうだね」
魔法と出会って24時間も経ってないのに
よくやったよホント。
「そういえば 私が使ってた子って
お名前なんていうのかな?」
「おはずかしながら 実はまだ・・・」
[未登録です]
名はまだ無いと申すか。
「ゆうかの登録って終わってるんだよな」
「はい 問題なく」
「ゆうかがつけてやればいいんじゃないか?」
「私が? ユーノ君、いいの?」
「僕は構わないよ むしろ、お願い」
「それじゃ、『ナツメ』でどうかな」
[名称登録しました よろしくお願いします]
「うん よろしくね」
件の女性も目を覚まし 子犬を連れて帰るのをそっと見送る。
「わたしたちも帰ろうか」
「いけね 買い物していかないと」
「それじゃ、商店街だね」
こうして俺らも帰宅して
あとはごくごく平和な1日を過ごせ たらよかったんだけどな。
「あれ、なのはちゃん ユースケさん
あそこ 何か居ない?」
ゆうかが指すその先には
ユーのとは別の小動物が横たわっていた。
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(あと)
ユーノのマスコットフラグなんて
音を立てて崩してやんよ
吾輩は猫である
前作の手をまた持ってきてしまった
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