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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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レイハさんは劇場版のイメージです

くおんかわいいよくおん




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ユーノ保護から数日





神社での第二戦からさらに ジュエルシードを1つ封印、
最初にユーノが持っていた1つとあわせて4個を確保した俺ら。




そして・・・





  [レセプト ナンバー20]
「やったー」
「みんな、お疲れ」

たった今、夜の学校で5個目を確保。



向こうでは『魔法少女とかやってるんですが』とか
モノローグ出してる頃だろう。
とにかくジュエルシード探しは順調である。






順調ではあるんだけど・・・



「ほんとに お疲れだな」
「うにゅ~」


なのはノックアウト  連日の疲労だな。
まだ慣れない魔法で精神力削いでるうえに
ナツメでも封印できるのに わたしがやるって言い張るから・・・
しゃーないので俺が背負って帰ることに。




「私もですぅ~」


ゆうかはゆうかで 特攻を仕掛けるから こっちは体力が削がれてる。
失った記憶の中にあるのか 槍の扱いが異様に上手い。
ご都合主義か 世界の修正力だと俺は割り切った。
こちらはユーノが背負ってる。




「なのは ゆうか だいじょぶ?」
「らぁいじょ~ぶでふぅ」
「いや、クチが回ってない時点で駄目だろ。
 こりゃ帰ったら軽く風呂入ってベッド直行だな」
「クォン おふろ 用意してもらう」


トテトテと先に走っていく幼女 もとい久遠。
顔見知り気質らしい彼女も すっかり打ち解けて
こうしてお手伝いしてくれている。
(服は巫女服ではなく なのはのお下がり)
家に戻れば 事情を把握した家族が出迎えてくれるし
いざとなったらユーノも あまり役に立たないが俺もいる。
原作には無いバックアップ体制ができてるわけだ。


そんな中 思いのほかのびのびユーノの手伝いをしてる二人
転機が訪れるのは 明日の午後。





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本日は 士郎さん率いるサッカーチームの試合日
なのは達は応援のため いつもの4人組にマスコットを連れて行っている。


すずかとアリサには まだ魔法のことを伝えていない。
連日の疲労が溜まってるなのはが 話す機会をまだもててないらしい。
なのでユーノと久遠は喋らないことを条件に連れて行かれた。


俺はその間に サッカーチームの面々を労うための準備を
翠屋に残ってやっている。
今日は貸切になるので 一般客も居ない。





と、そう言ってる間に
どうやらその面々が帰ってきたようだ。
チームの子の顔を見るに どうやら勝利したらしい。

ここからはクッキングタイム
俺のフライパンが火を噴くぜ!(調理的な意味で)

















嵐のような忙しさも過ぎ
チームの子たちを見送って やっと一息。



「祐介君もお疲れ」
「いやいや まがりなりにも従業員っすから
 ん、お前らも解散?」


オープンスペースにいた4人組も
お暇する準備をしていた。


「今日はお姉ちゃんとお出かけなんです」
「私はパパとお買い物」
「そうか 送っていこうか?」
「大丈夫です 迎えに来てもらうことになってるので」

アリサちゃん、すずかちゃんは
そのあとすぐ翠屋に来たリムジンに乗り
それぞれの家族の下へ。




「さて 予定よりも早く終わったからな
 ひとっ風呂浴びて 少しの時間だが通常営業に戻すか」
「俺どうします?」
「今日は大丈夫だろう」

「なのはちゃん 私たちも」
「うん とりあえず帰ろっか」
「それじゃ皆で一旦帰宅だな」





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そして高町家



上辺だけのカラ元気も切れて
なのははそのままベッドにダウン。





「ありゃなのはが持たんぜ。
 慣れない魔法で相当参ってる」
「僕がもっとしっかりしていれば・・・」
「私もです なのはばかりがんばれせちゃって・・・」
「クゥ・・・」


それを言ったら俺はどうなる?
ランクC程度しかなく たいした魔法も使えないんだぜ?
いいとこ一般常識的な保護者としての立場と原作知識しかないぞ。





そうそう その原作知識によるとだな




このあと、街が大変なことになるんだよ。







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自宅でのんびりする気だった俺らを
あざわらうかのようにジュエルシードは発動
その波動を感じ取り 現場に急ぐ俺ら。


「こいつは・・・ ユーノ」
「反応が今までよりずっと大きい。
 一旦状況を確認しましょう。
 なのは、この辺で少し高くて遠くが見える建物は無い?」
「ふぇ、えっと あそことかはどう?」






なのはが指した公営マンションの屋上へ。
そこで見たものとは・・・



「あぁっ!!」
「うわぁ・・・」










見渡す限り 木





街が木に飲まれている。




「ひどい・・・」
「たぶん人間が発動させちゃったんだ。
 強い想いを持った者が願いをこめて発動させたとき
 ジュエルシードは1番強い力を発揮するから」
「これ、どんな願いだったんだろう」


木が生える願いって謎だよ。
でも下手に『誰よりも強くなりたい』とかじゃなくて良かったと思う。



「で、ユーノ 状況はこうだが対策は?」
「封印するにはモトとなっている部分に接近しないといけないから
 まずはそのモトを探さないといけないです。
 でも、こう広いと・・・」
「手分けしよう。 こういうときに使う魔法ってあったよね」






街中に伸びる枝根 一人ひとりの捜索魔法では困難。
そこで担当町内を決めて4人で捜索魔法を展開する。

なのはは商店街 ゆうかは市外の住宅地
俺は商業区 そしてユーノは郊外

久遠はこの魔法を使えないので そわそわしながらこっちを見ている。






「見つけた」

HITしたのは商店街 なのはだった。


「本当!?」
「うん、すぐ封印するから」
「え、ここから?」
「無理だよ 近くにいかなきゃ」
「大丈夫 できるよ」



なのはの意思を感じ取ったのか
レイジングハートが誰の指示もなくモードチェンジに入る。

デバイスモードから シューティングモードへ
さらにそのままシーリング用の大出力へ



なのはは変形したレイジングハートを
某MMORPGのショットガンのように構える。

「おいおい まさか・・・」
「そのまさか。 レイジングハートお願い、行って捕まえて」



なのはの声に レイジングハートが答えた。
砲撃魔法『ディバインバスター』 名前自体はこの夜なのはが命名する。
桃色の閃光が空を駆け 遠く商店街のほうへ。




  [スタンバイ レディ]

レイジングハートのその言葉は
対象を捕らえ 封印体制に入ったことを意味する。
今の砲撃が届いた証拠だ。

「リリカルマジカル ジュエルシードシリアル10 封印」
  [シーリング]


封印処理にかかる大量の魔力を 砲撃に乗せてラストショット。













街のあちこちにあった枝や根が消滅する。
無事に封印できたことを意味していた。



「クォン なのは すごい」
「うん 凄かったね  ・・・なのはちゃん?」

なのは本人の顔は 暗かった。




なのはには 分かっていた。
ジュエルシードを持っていたのは 今日大活躍していたサッカーチームの子、
解散のとき 僅かだが所持するジュエルシードの
わずかな波動を感じ取っていたのだった。

なのはは それを勘違いと思った。
そこで行動を起こしていれば 街は壊れずに済み
チームの子も巻き添えを食らわなかっただろう。

おそらくは そう考えたのだろう。




「なのは それ ちがう」
「久遠ちゃん?」

異議あり宣言したのは まさかの久遠。

「なのはは ニンゲン 神様じゃない。
 だから いろんなこと ぜんぶいい方向になんて できないよ」
「そうだな 間違ったこともする 人間だからな。
 なら間違ったことに落とし前をつけていけばいいんじゃないか?
 そうならない様に気をつける なちまったものは仕方ない、それ以上悪くならないようにがんばる
 人間の成長ってのは そんなもんさ。
 間違ったことに何もしない 間違ったことと知りながらやる奴なんざ悪人くらいだろ」
「今回は失敗しちゃった。 今度はそうならないように
 それでもまた今度なっちゃったら 今回より悪くならないようにしよう。
 私達も一緒にいるんだもの きっとできるよ」




なのはには若干難しい内容だったらしく
その場は納めて一晩考えることにした。



そして一晩考えて出した なのはの結論、

『また今度』が起きないよう そして『今回より悪く』は絶対にしないよう
ユーノの手伝いとしてではなく 自己の強い意志で
ジュエルシード集めを行う。



書くだけなら 原作と大差は無い。
俺やゆうかも居る分 原作よりは達成しやすいだろうが
なのは本人の気が収まらないだろう。

その一歩として あれだけ朝に弱いなのはが
次の日から早起きと朝の訓練を始めたのには
高町の住人全員で驚かされたものである。

これが最終的に
数年後の管理局のエース撃墜事件に繋がるのだが
このとき誰も想定していなかった。





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