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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今回のユーノ君はGOD仕様なので
魔法攻撃もできるんですよ一応










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ジュエルシードとの第二戦を終えた俺らは
昨日に引き続き 槙原動物病院に居た。

昨晩の第一戦の影響は
結界のおかげであまり大きくはならなかったようだが
窓から見える木が折れてたりと 全く無かったわけではないようだ。



「よかったわ フェレット君だけ無事が確認できてなかったのよ」
「すみません 連絡遅くなってしまって」
「ううん、元気になったみたいだし よかったわよ。
 で、今日はそっちの子?」

そっちの子 と指されたのは
現在ゆうかが抱きかかえている小動物
神社で横たわっていた 子狐だった。


「外傷は無いみたいだし 血液検査も問題なし
 気絶してるだけみたい 何かびっくりすることがあったのかもね」


さっきまでの第二戦に出くわしてれば ありえない話ではない。
そう思うと 苦笑いが出る。
なのはも ゆうかも同様らしい。




「それにしても狐かぁ 珍しい子を飼ってるのね」
「あの、うちで飼っているんじゃなくて 神社で拾った子なんです」
「八束神社のこと? あそこは今は誰も住んでないはずだけど」


この院長先生 原作では学生時代【さざなみ寮】に住んでおり
先述のアルバイト巫女、神埼さんの姉と面識があるらしい。
どうやらそのへんはこの世界でも通用するようだが
その神崎姉妹が別の町に越しており 海鳴にいないらしい。
神社は八束の町内会で掃除してるそうだ。

その院長先生が飼い狐と考えたのは
この子の尻尾の根元にある鈴。
自然にまきついたものとしては位置が不自然なので
ペットと考えたらしい。





「で、どうする?」
「えっ」
「この子。 薫さんはペットを飼うのも厳しい都会にいるし
 うちでもあまり長い間は置いておけないし 神社に帰す?」
「えっと どうしよう・・・」


悩むなのは・ゆうか。
連れて帰りたいのはやまやまだが ユーノの話をしたのが昨晩だし
連日で子狐の話は出しにくいのだろう。


「とりあえず話すだけ話してみようか」
「そうだね 院長先生、うちの家族と話し合いたいんですが
 今日だけ預かってもらえないでしょうか」
「うん、そうね お父さんお母さんとよく考えてね」






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その夜




「・・・だそうだ」
「うん ありがとうございます お義父さん」


子狐の件は あっさり許可が出た。





というのも、先に魔法云々の説明をしたのが大きい。
士郎さんという思いがけない協力者のおかげで
ユーノの改まった自己紹介を含め いろいろとスムーズに話が進んだ。
説明に際し まる1日休んで魔力量もほどほどに回復したユーノが
本来の少年姿を見せたのも良かったのだろう。

話が難しすぎたのと ユーノの本来の姿を見て
当事者のなのはが途中で頭から煙を出したが・・・



その後に子狐(おそらく久遠)の話である。
ユーノの手が全くかからないことが分かったため
原作でなのはがユーノの保護の条件として出されたものが
すべて子狐のものへと置き換わったのだった。










そして inマイルーム



「よかったね なのはちゃん」
「あ、うん よくわからないけど よかったの」
「駄目だこりゃ 発言が斜め上を行ってる 早く何とかしないと」
「ははは・・・ なのはしっかりして」

なのはの頭の中では まだ状況整理が終わってないようだ。




  [マイスターユーノ データバックアップ完了]
  [レイジングハートよりデータ受信中]
「うん ご苦労様 終わったら術式整理してね」


そのユーノはフェレットモードでデバイス調整中。
まだ病み上がりなので無理はさせられない。

現在は術式データ初期状態のナツメに
レイジングハートの基礎術式を転送させながら
予備の部品で俺用の簡単なデバイスを組んでもらっている。
少なくとも 念話練習と簡単な魔法くらいは俺も使いたい。
ユーノのようにデバイス無しで使えると便利なんだろうが 高度テクだしな。


「ユーノ君 ほかのジュエルシードはまだ見つからないの?」
「うん 発動するまではなかなか。
 もう少し魔力が回復したらサーチャーを飛ばして
 根気よく探さないと・・・」


発動しなければ魔力を内包したただのキレイな石でしかないジュエルシード
無償で手に入る期待はあまりできなさそうである。




ちなみに男の子とカミングアウトしたので
今日からユーノは俺と同室になりました。






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さらに次の日






なのは・ゆうかペアは学校帰りに
俺とユーノはそれを見計らって動物病院へ子狐を預かりに。
飼い狐ということもあったけど 院長先生の計らいで
エキノコックス予防もばっちりである。






んで、今日は何事も無く平和に病院を出発 一路自宅へ。


「元気になってよかったね」
「・・・・・」
「何も喋らないね この子」
「そうだ 名前つけてあげようか なんて名前が良いかな」
「・・・クォン」
「あ、鳴いた」
「というか名前それでよくね?」
「・・・うん」
「くおんちゃんかぁ かわいい名前だね」



狐が喋ったことに気づいてあげてください。
あ、ユーノは気づいたな すんげぇ顔が驚いてるわ。
フェレットの顔で驚くとシュール。







魔法の世界に足を踏み入れると
多少摩訶不思議なことがあっても驚かないのが高町クオリティらしい。


この子狐、かなり頭が良いらしく
小さいペンを持たせたら紙に名前まで書いた。
しっかりと漢字で『久遠』だった。

その様子を見て頬ずりはじめないでください桃子さん。



「なのは がんばれよ。
 国語 下手したら久遠に負けるぜ」
「えぇっ そんなこと・・・」

ごもるのか、なのは もっと自信もてよ。
いくら文系苦手だからってさすがに無いぜ。







こうしてこの日から ユーノは立派な高町家の一員となり
かわりに久遠が高町家のマスコットの座をゲットしたのだった。






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