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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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   【SIDE LEVI】
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せっかくの旅行をジャマするのは
結局ジュエルシードなんだね・・・


夜、ジュエルシードの発動を感じたボクたちは
こっそり旅館を抜け出して 林の中を走った。
ナノハはやっぱりというか 転びそうになってる。
うーん 飛んで戦ってるときはカッコイイのになぁ 不思議。



ジュエルシード自体は ボクらが着くする前に
先にきてたへいとが封印してた。
問題は 封印現場にチョットの差で ボクらが着いたこと。
思ったとおり 昼間のひともいる。


(フェ)「また 邪魔をしに来た」
(??)「あらあら 警告はしたはずだけどねぇ」
(なの)「フェイトちゃん、違うの。 わたしはフェイトちゃんと話し合いたくて・・・」
(フェ)「話すことは何も無い。
    話し合っても たぶんなにも変わらない」



(フェ)「それに わたしもこれ以上邪魔されたくない。
    今日はアルフもいる。 数の優劣はない。 今日こそ勝つ」

アルフ? あのアルフ?
アルフって人間だったっけ?
”記録”だと 大型犬だったと思うんだけど。


って考えてたら 隣のひとが記録の大型犬になった。
そっか ユーノと同じなんだ。
犬にもなれる魔導師さん。


(ユノ)「たぶん違う。 あれはきっと使い魔。
    あのひとは犬が本来の姿なんだよ」
(アル)「あんたら 言っておくけどあたしゃ狼だ。
    犬じゃないからね」
(レビ)「大差ないと思うんだけどなぁ。
    ま、いいや 言って駄目なら力づく。
    拳で語る カッコイイ」
(なの)「レヴィちゃんはデバイスで殴りかかってるの。
    でも そうしないとフェイトちゃんが応じてくれないなら
    わたしもそうするしかないよね」


せっかくナノハがお休みできるとおもったのにね・・・




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前回と違って 今回は1対1
ナノハの希望で ユーノは手を出さない。
ボクはアルフと ナノハはへいとと 戦う。


ボクはさておき ナノハがちょっと心配だよね。
へいとは戦いに馴れてる。
ナノハは 訓練はしてるけど 実践はまだ何回か。
前回はボクと一緒で へいとが集中できないように戦ってたから勝てたけど
1対1じゃそうもいかないよ。




(アル)「アンタどこ見てるんだい?
    アンタの相手はあたし 余所見してたらケガじゃ済まないよ」
(レビ)「アンタじゃない ボクはレヴィ 殲滅者だ」
(アル)「アンタみたいなフェイトの偽者は アンタで十分だ」


なるほどそっか アルフって人は
ボクがへいととそっくりだから 戦いにくいんだな。
確かにボクは 最初はへいとのコピーとして生まれたよ。
でも 今は違う ボクはボクだ。  だから その発言は許せない。


(レビ)「今日の目標、決まったよ。
    キミに ボクの名前を呼ばせる そして勝つ」
(アル)「お断りだね さっさと負けな!!」




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   【SIDE NANOHA】
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アルフさん ってひとをレヴィちゃんが抑えてくれてるあいだに
わたしが一人でフェイトちゃんと戦ってる。
ユーノ君はわたしが手を出さないでってお願いを聞いてくれてるんだけど
フェイトちゃん強い レヴィちゃんも凄かったけど もっと凄い何かを感じる。
これは 意思?


(なの)「フェイトちゃん 何を考えてるの?
     何を悩んでいるの?  教えて欲しいな」
(フェ)「あなたは何度言っても分からないの?
    わたしは あなたと話すことはない」
(なの)「最初から決め付けるのは よくないと思うの。
    悩みとか 相談できる相手がいれば
    ひとりで悩まずに済むし 解決するのも早いし
    なにより悲しい想いをしなくて済むの」


フェイトちゃんは 高速で多方面から一気に殲滅してくるのが得意。
これはレヴィちゃんも同じだから 対処法は分かってる。
耐え切って 重い一撃で一気に返す。  これ、わたしが最近見つけた得意分野なの。


(フェ)「・・・ひとつだけ聞きたい。
    あなたがそこまで言うなら 答えてくれるでしょ」
(なの)「わたしが答えられる範囲でならなんでも」
(フェ)「あっちの 青い子、
    わたしとそっくりのあの子は何者?」


たぶんその質問 来ると思ってたよ。
そうだよね 自分のそっくりさんとであったらびっくりするよね。
でもその質問は わたしも答えられることが限られるの。
なにせ わたしも知ってることは少ないから。
レヴィちゃんから聞いたことしか知らないから。


(なの)「答えていいかレヴィちゃんに聞くね。
    ・・・うん オッケーもらったから 答えるの。
    わたしが知ってる範囲でだけど」
(フェ)「構わない 情報は多いほうが有利。
    戦闘は一旦お預け あなたもそれでいい?」
(なの)「かわりに っていうのもなんだけど
    わたしはフェイトちゃんのことも 知りたいな」
(フェ)「・・・情報の等価交換 それ以上は断る」
(なの)「いいよ わたしはフェイトちゃんとお話できればそれで」




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   【SIDE LEVI】
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あれ、なのはたち戦うのを止めちゃってる。
決着ついたわけじゃないよね?


(レビ)「ねぇ 向こうは戦うのやめたみたいだけど
    ボクらもやめとかない?」
(アル)「お断りだね。 フェイトにとってアンタたちは障害にしかならない。
    ならばここで排除してしまえばいい」
(レビ)「それは へいとの意思?
    それとも キミの意思?」
(アル)「・・・チッ フェイトが休戦だって。
    命拾いしたね 感謝しな」


うん ボクにとってもありがたいことだよ。
アルフもけっこう強かったんだ このまま消耗戦になるかと思ってた。
ボク 防御力も持久力も少ないから 消耗戦は苦手なんだ。




(アル)「アンタ 太刀筋だけはほめてあげるよ。
    それもこれも フェイトにソックリだ。
    ほんとに何者だい?  あの女の手の者かい?」
(レビ)「・・・誰?」
(アル)「プレシア っていうクソババァさ。
    フェイトのお願いがなけりゃ今すぐにでも殴り倒したいくらい
    あくどい魔女さね」


書の記録 ボクの記憶の片隅と照合。
・・・そっか たぶんあのコワーイ女の人だ。



(レビ)「たしか へいとの おかあさん」
(アル)「やっぱりアイツの差し金かい」
(レビ)「違う これはボクが受け継いだ ”記録”の断片。
    たぶんそうだと思う人がひとり 心当たりがあるだけ」
(アル)「信用できないね アイツの手がかかってるならなおさらだ」

(レビ)「そうだ それならあの子もへいとの・・・」
(アル)「まだ誰かいるのかい 是非聞きたいね。
    フェイトじゃないけど 情報は大事だからね」
(レビ)「アルフは知ってるか分からないけど
    ボクとへいとのほかに もうひとりボクらにソックリな子はいない?
    たぶん へいとやその魔女さんの知り合い」

アルフとのお話のなか 新しく解読できた記録の断片には
へいとのオリジナル とだけ。
ボクのオリジナルがへいとだから そのオリジナルってことは
ボクにとって オリジナルのオリジナルになって・・・   わけがわからないよ。


(アル)「あたしゃ知らないね。
    ってことは何かい 他にも邪魔してきそうなヤツがいるってのかい。
    面倒な話だね・・・」
(レビ)「ボクらは へいとの邪魔をしてるわけじゃない。
    ジュエルシードはユーノのもので それを一緒に探してるだけ。
    へいとは なんでジュエルシードを集めてるの?」
(アル)「それはあたしのクチからは言えないね。
    とはいえ 向こうでフェイトが喋ってるみたいだから 後で相方に聞きな。
    ともかく アンタとの対話はここまでだ」


ナノハとへいとの会話が終わったみたいで
へいとが去るのを ナノハが見送ろうとしてる。
アルフも 一緒に退却する気だ。


(アル)「ひとつだけ 訂正してあげる。
    アンタの名前 覚えておくよ レヴィ」
(レビ)「次もボクらが勝つよ」
(アル)「いいや あたしらだね。
    せいぜい腕を磨いておきな」



アルフとへいとは 林の向こうに消えた。




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